ケンジロニウスの再生

ロック史を追いながら関連図を作成(関連図挫折中)

5章ブリティッシュフォークロック

Dobooi Dobooies 1st.EP『Ainigma』

日本のインディフォークバンドDobooi Dobooies(ドゥーボーイ・ドゥーボーイズ)が1st.EP『Ainigma』を先日YouTube、各種ストリーミングサービスで公開。世界に誇れる日本製の《フォークロック/プログレ・フォーク》が遂に解禁された。 このブログでは基本的…

5-13 Alan Hull〜アラン・ハル〜(第87話)

5章《ブリティッシュフォークロック》、前回はリンディスファーンについて書きました。 ⬇︎⬇︎ 非トラッド系フォークロックではあるがニューカッスル・アポン・タインにて結成されたリンディスファーンには北東イングランドの独特の空気感が含まれており、その…

5-12 Lindisfarne〜イングランド北東のホリー・アイランド〜(第86話)

ブリティッシュフォークは底なし沼。 その意味を強く実感しております。リンディスファーンとアラン・ハルについて軽く書こうと思い、少し調べてみる。すると気がつけば中世初期アングロサクソン七王国の1つノーサンブリア王国について夢中で調べてしまって…

5-11 続!Strawbs(ストローブス)〜ついに我が脳に着地〜(第83話)

5-11 続!Strawbs(ストローブス)〜ついに我が脳に着地〜(第83話) ストローブス。前回の続きから。 ↓前回↓ kenjironius.hatenablog.com デイヴ・カズンズとトニー・フーパーの美しきハーモニー、トニー・ヴィスコンティによる秀逸なアレンジで中世音楽、ト…

5-10 Strawbs(ストローブス)〜ついに我が脳に着地〜(第82話)

〝言葉〟を与えるということ 「人は知らない言葉や聞き馴染みのない言葉は聞き取ることができない」、それとは逆によく知る言葉なら多少聞こえづらくとも理解することができる、そういう人間の耳と脳の性質になんか名前があった気がするんだけどなんだっけな…

5-9 ブリティッシュフォーク図、再編!(第81話)

夏が終わり涼しくなってきましたね。秋はブリティッシュフォーク、黄金に輝く落ち葉のような風景が浮かぶ黄昏の音楽。 ブリティッシュフォークはフェアポート関連にペンタングル関連、tuder lodge,mellow candle,spyrogyraの三種の神器、その他いくつかざっ…

5-8 続・底なしの英フォークロック

前回の続きで5章のまとめとして図で繋がりそびれている英フォークを紹介していきます。 5-8 続・底なしの英フォークロック Heron インクレディブル・ストリング・バンドのマイク・ヘロンのバンド、ではないのよね。しばらく勘違いしてた時期があって、僕以外…

5-7 底なしの英フォークロック

さぁ5章でここまで繋がってきた英フォークロックが上の図で、あらかた主要なものは書けたなぁなんて思うんだけど関連関連で行くと書きたいのにどうしても繋がらない奴らがやっぱり出てきて…それを軽く紹介してひとまず英フォークロックとオサラバしようかと。…

5-6 Spirogyra〜3種の神器(3)〜

未知の無知! 古代ギリシャの哲学者ソクラテスは「人は世界の全てを知ることはできないのだから全てを知ったような気になってる人より自らが無知であることを〝知っている(自覚している)〟人のほうが少し賢い」と考えた。これは《無知の知》として今でも語…

5-5 Mellow Candle〜3種の神器(2)〜

『三種の神器(さんしゅのじんぎ、さんしゅのしんき、みくさのかむだから)は、日本神話において、天孫降臨の際に天照大神が瓊瓊杵尊に授けたとされる三種類の宝物、八咫鏡・八尺瓊勾玉・天叢雲剣の総称。また、これと同一とされる、あるいはこれになぞらえ…

5-4 Tudor Lodge〜3種の神器(1)〜

ロック探検 僕にとってのロック探検の最初の地図となったのは前にも言ったがクロスビートかロッキンオンかどちらかの《年代別名盤100枚》的な特集で、60's,70's,80's,90's,00'sと5つの年代でそれぞれ100枚、計500枚の名盤が紹介された本であった。高校生の頃…

5-3 Fairport Convention〜ブリティッシュフォークロックの雄〜

ペンタングルとフェアポート・コンベンションという2つのバンドがブリティッシュフォークロックというジャンルを代表する2大巨頭であると言ったが、あえて一般的にどちらがより代表的かと問われたら恐らくフェアポート・コンベンションであるだろう(僕はペ…

5-2 Pentangle〜革新の五芒星〜

(ペンタングル) 5章はブリティッシュフォークロック! 2章で少しジョーボイド関連で触れたブリティッシュフォークの図から続いていきます。 前回言ったように、無伴奏で歌っていたトラッド歌手シャーリーコリンズとギタリストのディヴィグレアムが64年にコ…

5-1 ブリティッシュフォークとフォークリバイバル

洋楽について 10代の頃まず僕は「洋楽」に興味を持って、それから今日までロックを聴き続けているんだけど、気付いた時にはその「洋楽」を演っているのがアメリカのバンドかイギリスのバンドかを気にかけるようになっていた。それはごくごく自然な事で、やっ…

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