ケンジロニウスの再生

ロック史を追いながら関連図を作成(関連図挫折中)

4-3 ロンドンを走ったもう一つの自転車「Tomorrow」!

4-3 ロンドンを走ったもう一つの自転車「Tomorrow」!

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4章はロンドンサイケ!

ロンドンサイケと言えばピンクフロイド1st!

ピンクフロイド1stと言えばシドバレット !

ということで2回にわたってシドバレットについて書いたが、気持ち入りすぎてまとまりが悪い結果になったような…

気をとりなおして今回は「Tomorrow(トゥモロウ)」というバンドについて見ていこうと思います。

67〜68年の1年弱の活動でスタジオアルバムも1枚しか残していないトゥモロウだが、今んとこ図で繋がっているところはこんな感じ。

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エスのギタリストであるスティーブハウが元々いたバンドがトゥモロウ。

・シドバレットが完全隠居前に最後に組んだバンド「スターズ」でドラムを叩いたトゥインクが元々いたバンドがトゥモロウ。

・ロンドンアングラの聖地でありロンドンサイケバンドが多数生まれたUFOクラブピンクフロイドやソフトマシーンと共に活躍したのがトゥモロウ。

以上3点がここまでに繋がった点なんだけれど、「トゥモロウってどんなバンドなの?」って問いに対しての一般的な答えはやはり「イエスのスティーブハウが元々いたサイケバンドだよ。」であるだろう。なので僕も例に漏れずイエスから遡るルートでトゥモロウに辿り着いた。しかしこの「スティーブハウがいたバンド」というのは正しいけれど少し不安な肩書きであり、それはどういうことかと言うと、後のキャリアで1番出世したのは確かにスティーブハウであるがトゥモロウは決してスティーブハウを中心としたバンドではないということである。彼らの唯一のスタジオアルバムとなった68年リリースの「Tomorrow」には()してfeaturing Kieth Westという言葉が付随されており、その言葉が意味する通りトゥモロウはキースウエストという作曲家でありボーカリストのバンドなのだ。

Tomorrow

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キースウエス(ボーカル、ギター)、ティーブハウ(ギター)、ジョン"ジュニア"ウッド(ベース)、ジョン"トゥインク"アルダー(ドラム)の4人で67年にトゥモロウが始動するわけだが、そこに至るまで2度の改名を経ている。

まず64年に「Four Plus One」というバンドでキースウエストとジョンウッドが活動を始めるが、同名バンドとの混同を恐れ「The In Crowd」に改名。スティーブハウが加入し、数枚のシングルをリリース。66年にトゥインクが加入し、67年に「Tomorrow」に改名し再デビューとなる。

The In Crowdはモッズ系のバンドだったがトゥインクが加入したころにはサイケバンドへと路線を変更していて、これはデビュー前のピンクフロイドからの影響が大きいと言われている。67年、トゥモロウに名を変えるとピンクフロイドやソフトマシーンと共にUFOクラブにてサイケシーンを盛り上げた。このUFO時代のトゥモロウのライブにジミヘンがベースで乱入したことがあるという話もある。

サイケの祭典「テクニカラードリーム」にも出演しロンドンサイケを語る上で避けては通れないバンドであるが、まるで売れてはいない。トゥモロウそのものよりもスティーブハウのイエスでの活躍を筆頭に各メンバーのその後の活躍の方が有名で、それによって後年見直された類のバンドである。

デビューシングル「My White Bicycle」

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ブリティッシュサイケは黄色やピンクや黄緑や青の非現実的カラフルサイケ、アメリカンサイケは黒や赤や紫や茶色や灰色の血と大地の混沌サイケ。これは僕の簡単な仕分けなんだけど(共感覚なんて持ってないぜ)、ならばブリティッシュサイケデリックの金字塔と言われるピンクフロイドの1st「夜明けの口笛吹き」はさぞかしカラフルなんだろう、と思いきや意外にも混沌サイケ寄りの印象を受ける。宇宙を感じる黒もあるし、妖艶な紫もある、ブルースの土の匂いも少しする。しかしながらアルバムラストを飾る「Bike」はまさにカラフルサイケ、カラフルポップ。可愛いポップなメロディに遊園地的な鍵盤の音色はまさにブリティッシュサイケだ。「僕の自転車カッコいいだろう?」って散々自慢しておいて「君にも貸してあげたいけど、借り物だから貸してあげられないんだ」って落とす感じもまさに英国らしいシニカルさ。僕は「Bike」というカラフル自転車ソングにこそピンクフロイドのブリティッシュさを強く感じるわけなんだ。

そして同じくカラフル自転車ソングで67年5月にEMIからデビューしたのがトゥモロウ。曲名は「My White Bicycle」。逆再生を多用しまくったポップなカラフルサイケでトゥモロウの代表曲である。自転車、やっぱりピンクフロイドの影響なのかなぁとか思いつつ、リリース時期的にもそうとも言えない感じ。LSDと自転車に何かしら潜在的に共鳴する部分があるんだろうなぁと思うのが正しそうだ。作曲者はキースウエストと共に「Ken Burgess」という人物がクレジットされており、彼はトゥモロウのほとんどの曲をキースウエストと共作している(キースウエストと元々バンドをやっていた人物らしいが詳細はよくわかんない、勉強不足でござんす)。ちなみにクレジットでは「Hopkins,Burgess」となっており、「あれ?まさかトゥモロウって自作自演バンドじゃないの?」ってビックリさせられたんだけどキースウエストの本名はキースホプキンスなのね。

2ndシングル「Revolution」

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67年8月に「Revolution」をリリース。これまたビートルズのレボリューションに影響受けてそうだなぁと思ったがビートルズの方は68年なので違うか。海外wikiには逆にこの曲がジョンレノンにインスピレーションを与えたんじゃないかと書かれているが真相は不明。短い組曲的発想は「Happiness is warm gun」にも通ずる感もあるし、「ホワイトアルバム」の頃のジョンがこの曲に何かしら反応した可能性は確かにあるかも…!

僕個人的にはトゥモロウのベストソングである。先程も書いたようにトゥモロウの曲は基本的にキースウエストとケンバージェスの共作だが、この曲はキースウエストとスティーブハウの共作である。いくつかの曲を組み合わせて1曲にしたかのような曲であり、レボリューションという名の通り革命の如くいきなり展開が変わる場面が何度か登場する。その変わり目がまた雑というか急で不自然さすらあるが「サイケデリック」の名の元に全てが正しいと思わせる強さを持っている。

中盤に出てくる可愛い鍵盤のフレーズが印象的であるが、トゥモロウの曲で鍵盤を弾いているのはプロデューサーのマーク・ワーツであり彼の存在がバンドに及ぼした貢献度はかなり大きい。が、同時にバンドの崩壊を招いたのも彼のせいでもあった。この重要人物マークワーツについて少し。

マークワーツとティーネイジオペラ

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EMIの社員であったマークワーツであるが、66年にピンクフロイドを上に推して契約までこぎつけたのがマークワーツであった。そこまでピンクフロイドを推しておきながらプロデュースの方はノーマンスミスに任せて彼は何をやっていたかと言うと、プロデュースの仕事と並行して「A Teenage Opera」というオペラをテーマにしたコンセプトアルバムの制作を企んでいた。ワーツはThe In Crowd時代の頃にキースウエストと知り合い、キースウエストをボーカルとしたティーネイジオペラ用のシングル曲「Excerpt from 'A Teenage Opera(Grocer Jack)」を制作することにする。その繋がりでキースウエストのバンドであるThe In Crowdから改名したTomorrowのプロデュースも務めることとなる。

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余談だがそのままワーツがピンクフロイドをプロデュースしてピンクフロイドを使ってティーネイジオペラ作ってたら面白かったろうなぁなんて。まぁでもティーネイジオペラはフラワームーブメントやカラフルサイケのニュアンスを取り込んだものであるので、ピンクフロイドはドぎつすぎたのかも。それに自分が強くプッシュするほど将来性に溢れたバンドを自分の趣味に使えなかったのか(トゥモロウはええんかい)…でもピンクフロイドティーネイジオペラをやったとしても全くおかしくなかったんだけど、それはまた別の時間軸のお話。

さて先に書いたようにマークワーツプロデュースで67年5月に「My White Bicycle」でトゥモロウがデビュー。セールスはイマイチだった。

7月にキースウエストのソロ名義でティーネイジオペラプロジェクトからのシングル「Excerpt from 'A Teenage Opera(Grocer Jack)」をリリース。これがなんと全英2位を記録する。いやしかしまぁそりゃ売れるわって感じの極上のサイケポップ。マークワーツによるオーケストラアレンジも素晴らしいし、少年合唱団を従えてのコーラス部分はあまりにも有名である。

8月にトゥモロウは2ndシングル「レボリューション」をリリース。セールスはイマイチ…

こうしたキースウエストのソロ(ティーネイジオペラプロジェクト)とトゥモロウが同時進行で進んでいき、明らかにソロの名前の方が売れてしまうという事態が起きてしまい、結局68年にアルバムを1枚残した後キースウエストはソロ活動を優先しトゥモロウは解散となるわけだ。

解散の原因となった「ティーネイジオペラ」だが、この後何枚かシングルを出すが振るわず結局プロジェクト自体がポシャってしまう。しかし時は流れて約30年後の96年に念願のリリースを果たしている。世界初のロックオペラとして有名なThe Whoの「Tommy」が69年なので、順当にリリースしてればティーネイジオペラが先なんだよなー。

1stアルバム「Tomorrow featuring Kieth West」

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  1.My White Bicycle
  2.Colonel Brown
  3.Real Life Permanent Dream
  4.Shy Boy
  5.Revolution
  6.The Incredible Journey of Timothy Chase
  7.Auntie Mary's Dress Shop
  8.Strawberry Fields Forever
  9.Three Jolly Little Dwarfs
10.Now Your Time Has Come
11.Hallucinations

99年CD再発ボーナストラック

12.Claramount Lake
13.Real Life Permanent Dream
14.Why
15.Revolution
16.Now Your Time Has Gone

Aquarian Age

17.10,000 Words In a Cardboard Box
18.Good Wizard Meets Naughty Wizard
19.Me
Keith West solo

20.On a Saturday
21.The Kid Was a Killer
22.She
23.The Visit

そんなこんなでキースウエストの名が売れたこともありトゥモロウの最初で最後のスタジオアルバムには「featuring Kieth West」の文字がついた。68年2月リリースである。プロデューサーはマークワーツ、エンジニアがビートルズを手がけたことでも有名なジェフエメリックであることも重要な点だ。

いかにもブリティッシュなカラフルサイケで彩られたアルバムだがジャケットは白黒、それもまた良し。

先に1stシングルとしてリリースした「My White Bicycle」から幕を開け、2ndシングル「Revolution」も5曲目にしっかり入っている。

全曲メロディセンスに溢れたサイケポップであり特に3.「Shy Boy」や11.「Hallucinations」なんかは素晴らしい。

基本的に後のイエスで聴けるスティーブハウの変態的ギターはまだ身を潜めているが、10.「Now Your Time Has Come」は明らかにイエスの雰囲気が漂っているのが面白い。

ビートルズの「Strawberry Fields Forever」のカバーが収録されているがこれはイマイチ…いやマークワーツこの曲こそ鍵盤弾かなきゃ!って感じ。

キースウエストのメロディセンス、マークワーツの色付け、ジェフエメリックの職人技(エゲツない逆再生はエメリックの技だろう)が存分に機能し、申し分ないブリティッシュカラフルサイケだとは思うのだが、これもセールス的には今ひとつであった。しかし後年見直され99年にCD化された際に追加されたボーナストラックがとにかく豪華。シングルB面曲や別テイクの音源はまぁ当たり前だが(byrdsの「why」のカバーは嬉しい)、「Aquarian Age」というトゥモロウ解散後のジョンウッドとトゥインクによるプロジェクトの音源とキースウエストのトゥモロウ解散直後のソロ音源が収録されており、計12曲のボーナストラックを聞くことができる(本編より多いやん)。

Tomorrow

Tomorrow

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ボーナストラックについて少し!

Aquarian Age(ボーナストラック)

「アクアリアンエイジ」はトゥモロウのベースのジョンウッド(通称ジュニア)、ドラムのジョンアルダー(通称トゥインク)のプロジェクトでこれもマークワーツがプロデュース。ニッキーホプキンスが鍵盤で参加している(ニッキーホプキンスは色々参加しすぎなので図はとりあえず放置…)。

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トゥインクという男はロンドンサイケにおいてとても重要な人物となるサイケ野郎なんだけど、トゥモロウにおいてはキースウエストとスティーブハウの影に隠れがちだった。そんなトゥインクが最初に牙を見せたのがこのアクアリアンエイジ(といってもシングル1枚でポシャった)。

17.10,000 Words In a Cardboard Box
18.Good Wizard Meets Naughty Wizard
19.Me

と3曲がボーナストラックに収録されているが恐らくこれがアクアリアンエイジの全て、しかしこれが化け物級のサイケデリック。特に「10,000 Words In a Cardboard Box」はサイケデリックアンセムとして語り継がれるべき名曲。「Good Wizard Meets Naughty Wizard」は怪しい演奏をバックに演劇調の狂った会話を永遠聞かせられるイカれっぷりであり、「Me」は「United States Of America(アメリカの実験的電子サイケバンド、バンド名はアレだが死ぬほどいいのでまた紹介したい)」を思わせる実験的サイケ。

多分このアクアリアンエイジの唯一のシングルを単体で手に入れようとしたらすげぇプレミアついてんじゃないかな?知らんけど。とにかくこれがトゥモロウのボーナストラックで聴けるのはかなり優しい。

キースウエストソロ(ボーナストラック)

20.On a Saturday
21.The Kid Was a Killer
22.She
23.The Visit

と4曲収録。このソロのバックで演奏してる人間だが、ギターはスティーブハウ、ベースはなんとジェフベックグループや後にローリングストーンズに加入するロンウッドである。

「On a Saturday」は68年に発売されたシングルであり、96年にようやく完成した「ティーネイジオペラ」にも収録されている。本当にキースウエストという男は美しいメロディを作る。残りの3曲はそのB面なのかなんなのか勉強不足でわからないが少し方向性が変わったような印象を受ける。ロンウッドの名の先入観からか、少しブルース色が強まってハードロックに近づいたような印象。

とにかくこの再発CD1枚で67〜68年のトゥモロウ関連の音源をほぼ全て聞けるんだから豪華。「ティーネイジオペラ」関連も入ってたら完璧だけどそれは欲張りすぎか…

トゥモロウ解散後

68年2月にこの1stをリリースして4月に解散。

キースウエス

キースウエストは解散理由となったソロ活動へ。

ティーブハウ

ティーブハウは70年にイエスに加入するのだが、その前に「Bodast」というプログレバンドを結成している。「ディープパープル」の前身バンドとして知られる「ラウンドアバウト」の元メンバーと結成したバンドであり、キースウエストによるプロデュースで69年に1stアルバムが制作されたが所属レーベルの倒産という不運で発売中止となった。その音源は80年代になってようやくリリースされている。

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図を繋げたいがスティーブハウの周りが混在しすぎてボダストもディープパープルもラウンドアバウトも書く余地なし。薄々気づいてたけど、図のやり方間違えてるんかも…

ジュニア

ベースのジュニアことジョンウッドはトゥインクと共にアクアリアンエイジで1枚シングルを残した他、68年当時「クリエイション」と掛け持ちをしていたロンウッドの代わりに「ジェフベックグループ」でサポートをしたこともある。ジュニアはそれくらいかな?

キースウエストのソロでロンウッドがベース、アクアリアンエイジにニッキーホプキンス参加、ジュニアがジェフベックグループサポート、

とトゥモロウとジェフベックグループの関わりが多くみられる。仲良かったんだな。

Twink

さて奇人、ジョン・トゥインク・アルダー。サイケ界の重鎮となる彼のその後を。

68年ジュニアと共にアクアリアンエイジで1枚のシングルを残した後、「The PrettyThings」に加入する。

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プリティシングスのリードギターであるディックテイラーはデビュー前のローリングストーンズのメンバーであったことで有名である(ブライアンジョーンズ加入によりベーシストにさせられて脱退)。そのことから《ストーンズになり損ねたバンド》として舐められがちだが《元祖ガレージバンド》とも言われるバンドでもある。やはりストーンズと同じくブルースやR&Bを基調とした音楽性だったがTwink加入後の68年にサイケ色の強いコンセプトアルバム「S.F.Sorrow」をリリース。これがとてつもない名盤であるが、このあからさまな音楽性の変化は時代の流れももちろんあるがTwink加入の影響であると思わざるを得ない。

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S.F.ソロウの「S.F」は「サイエンスフィクション」ではなくセバスチャン・Fという人名であり、その主人公の物語というコンセプトを持っている。そのことから世界初のロックオペラであると言われることもあるが、一般的には翌年69年リリースのThe Whoの「トミー」の方が世界初のロックオペラとして語られることが多い。ティーネイジオペラが完成してたらそれが世界初のロックオペラだったってゆーし、何やらトゥモロウ関連から「ロックオペラ」ってワードが多発するねぇ。

S.F. Sorrow

S.F. Sorrow

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このアルバムを残しただけでトゥインクはプリティシングスを脱退する。

70年にはソロアルバム「Think Pink」をリリース。

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これもサイケの名盤として名高い。アクアリアンエイジでの「10,000 Words In a Cardboard Box」が再録されており、ジュニアも数曲ベースで参加している。トゥインク自身はボーカルともちろんドラムとアコギを少し弾いているが、彼の醸し出すサイケ感は鬼気迫るものがある。

「シンクピンク」に参加した「The Deviants」の3人のメンバーにTwinkが加わり「Pink Fairies」を結成。

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71年にアルバム「Never Never Land」をリリース。

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ファンタジーRPGゲームみたいなジャケットであるがサイケパンクバンドと呼べるサウンドである。曲によればもはや早過ぎたオルタナであり、71年にこの音楽をやってるバンドはまずいなかっただろう。アンダーグラウンドシーンを賑わした。このアルバムでTwinkは脱退。ピンクフェアリーズは3枚のアルバムを残している。元祖パンクロックといってもいいバンドである。

Never Never Land [Analog]

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そして72年に前回書いたようにケンブリッジにて「The Last Minute Put Together Boogie Band‬」のセッションに参加した後、元Pink Froydのシドバレットの最後のバンド「Stars」を結成。

とにかく「Pink」が目立つTwink。ピンクは「ピンクエレファント」なんつってドラッグとの関わりが強いもんね。とにかくトゥモロウから始まりロンドンサイケに深く関わった奇人ドラマーTwink関連はとりあえずこんなもんかな。

まとめ

はい、トゥモロウ関連を見てきましたが

もしこれを見てトゥモロウに興味持って1stのレコードを買おうとする人がいたとしたら(そんな人おるかい)、再発CDの方を強くオススメします。ボーナストラックがとにかく豪華。トゥモロウはこれ1枚で全部いけます。

ティーネイジオペラ」はロックファンなら一度は聞いてほしい。キースウエストのポップセンスとマークワーツのアレンジが見事。

Pretty Thingsの「S.F Sorrow」はロックファン必聴レベルの名盤。ストーンズ好きなら「ストーンズになれなかった男」の会心作を是非。

Twinkの「Think Pink」はサイケ好きなら必聴。

Pink Fairiesはサイケ好きにもパンク好きにも響くかも!

多分全部AppleMusicにもSpotifyにもあるはず!

Tomorrow周りはこんな感じ。

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次はどしよ。

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