ケンジロニウスの再生

ロック史を追いながら関連図を作成(関連図挫折中)

ハーディ・ガーディ製作記④ Day6〜まさかの完成〜

UGEARSのハーディ・ガーディ組み立て、ここまで5日間累計約4時間30分作業してボディとネック、ヘッドがなんとなく完成しました。

ほぼ形になってきたがまだ説明書は半分ほど残している。なるほど細かい作業が多く残ってそうだ。前回Day5でヘッド部内部パーツの一つをケアレスミスついに破壊してしまったので、しっかり集中してDay6。

 

しかし驚いた。結論から言うとこのDay6でなんと完成してしまうのだ。説明書を先読みしないというマイルールを設けて進めてきたんだけど、なんと説明書の後半ほとんどは弦の張り方と簡単な曲の楽譜であったのだ。なわけで完成までの流れを!

Day6

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さて結果的に最終日となるんだけれど、最後の最後にカメラ位置を失敗。アップで撮りすぎて映ってない箇所多数。

 

まずこの時点で手元にあるのはボディ、ネック+ヘッド部、そして前回作って出番のなかった6本のスティック状のパーツ。

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この6本のスティックがタンジェントと呼ばれるパーツのようで、これをカチカチ押すことで旋律弦の音程を操る。6本あるので開放音を入れて7つの音を出せるわけだ。前回作った鍵盤部にブッ刺す。

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カチカチやってみる。

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ふむ。

次はこの部分の蓋。

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これをパタパタする蓋になるよう付けて

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パタパタ。うん、気持ちいい。

 

お次はペグ。

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前回破損が出たヘッド内部には歯車パーツがたくさん。そこにこのペグをブッ刺して回すことで弦を巻き取るわけだ。このUGEARSハーディガーディのレビューを見るとこのペグ部のギアなんちゃらシステムが高く評価されていた。

この取り付けが動画に上手く映ってないので後に撮った写真ではこんな感じに

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破損部はなんとか影響なく駆動してるよう。よかった。

 

次は細かい部品を取り外し

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これをちゃきちゃき組み立てると

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こうなる。慣れたもんです。

これはハンドル部のノブ。

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これでギュインギュインホイールを回すことが可能に。

 

続く説明書の指令はネックとボディの合体。

ん?もう終わっちゃうんじゃない?とここで気づいて

合体

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完成

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Day6作業時間1時間20分

累計作業時間5時間50分

 

 

弦を張り調弦

レビューに8時間目安と書いてあったのでまぁ最低でも10時間はかかるだろう、まだまだ楽しめる、と思っていたのにまさかの6時間弱で終了。

軽い喪失感を感じながらさっそく弦を張ってみる(喪失感から動画撮ってない)。ブリッジ部、ヘッド部、ペグ、全て正常に機能し弦を張り終える。

 

チューニング

ギターと同じように弦を指で弾きながらチューニング。チューニングはドローン弦、旋律弦共にDとのこと。説明書の推奨はDだが別に決まりはないようで自由度は高い。ドローン弦もオクターブ下にしたり色々試せそう。

 

松脂

バイオリンらと同じようにハーディガーディも松脂が必須。ホイールを回しながら松脂を当ててホイールに塗っていく。

 

ブリッジ

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組み立ててる時は全く気付かなかったがブリッジ部に弦高を調整できる機構が備わっている。プラモデルではなくあくまで演奏する事を目的として設計されたものなんだ、としみじみ。

ホイールに対してなるべく水平に弦を沿わせるとギーギー音が抑えられ綺麗に音が鳴るので弦高を調整。

 

ドローン弦ミュート機構

ドローン弦のミュート機構もしっかり搭載。

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つまみを回してリフトでドローン弦を持ち上げるとホイールからドローン弦が離れてミュートできる仕組み。

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曲の場面によってドローン弦の有無を使いわけれる。

 

 

試奏

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ちょっとTシャツのせいで怪物が弾いてるみたいな絵になってしまったが…

 

キーがDでタンジェントが6つ。開放がDでそこから順にE,F#,G,A,B,C#の1オクターブのメジャースケールの音が使える。ベートーベンの〝喜びの歌〟でひとまず完成した喜びを。

 

おぉ。鳴る!シタールバグパイプ同様ドローン楽器特有の雰囲気も出る!ホイールを回しながらなのでボディが安定しないが慣れれば大丈夫そう!

 

しかしピッチが甘々の甘々タンジェント1のE音、〝喜びの歌〟では使わなかったがタンジェント5のB,6のC#が特にひどい。BとC#は半音近く低くほぼBbとCだ。

 

ピッチ修正

これは修正しなければ。

タンジェントの仕組みは

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こゆこと。

タンジェントを押しこむと楔が弦を押して旋律弦の音程を変える。

 

修正するには

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タンジェント1はEより少し高いので今の位置より少し左側で弦を押すように改良すればよし。5と6は音が低いので右側で。

何かしら継ぎ足したりすれば直るか。

 

完全なピッチにはするつもりはないがある程度の修正はしておきたい!オモチャ楽器としてピッチのズレは楽しみながらパスカル・コムラード〝I Can't Cotrol Myself〟のようなピッチ甘々トイミュージックをやりたい(ほんとにやりたいのは風船野郎のポジションだけど)。

なわけでまだ続く

なわけでハーディガーディ製作記は改良編に突入ということでまだ続きそうです!まだ楽しめそうだ、よかった。

またゆっくりやっていきますー

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