ケンジロニウスの再生

ロック史を追いながら関連図を作成(関連図挫折中)

ハーディ・ガーディ製作記③ Day4,Day5

UGEARSのオモチャハーディ・ガーディ製作。 計1時間半作業しホイール部と歯車パーツのみ出来上がったのが前回書いたDay1〜3 その続きから! Ugears ユーギアーズ ハーディーガーディー;70030 木のおもちゃ 3D立体 パズル UGEARS Amazon Day4 説明書を先まで…

10-10 デヴィッド・ボウイとマーク・ボラン(第75話)

ボウイ。前回は69年2nd「David Bowie(Space Oddity)」まで書きました。 その続きから。 69年の11月にリリースされた2nd「David Bowie(Space Oddity)」はボウイのアイデンティティが詰まったものとなったが、英5位のボウイ初ヒットシングル〝Space Oddity…

ハーディ・ガーディ製作記② Day1〜Day3

UGEARSのハーディガーディ3Dパズル、非常にゆっくり作り始めております。誰に需要があるのか不明ですが、その経過を! Ugears ユーギアーズ ハーディーガーディー;70030 木のおもちゃ 3D立体 パズル UGEARS Amazon Day1 (よく見かける固定カメラで撮影しな…

6-9 ビリー・ニコルス〜唯一の英ソフトロック!?〜(第74話)

何度も何度も書いているがソフトロックの定義は様々で、非常に曖昧なジャンルである。中にはイギリスのゾンビーズやホリーズさらにはエルトン・ジョンやビージーズ(はオーストラリアになるのか)まで含める考え方もあるようで。僕はソフトロックはフィルス…

ハーディ・ガーディ製作記①〜オモチャのハーディガーディ〜

ちょいと「ロック史を振り返りながら図を作成する」という目的からは逸れますが、一つ外伝を。 実はつい先日ハーディガーディという古楽器の木製3Dパズルを購入しまして、その製作過程でも書いてみようかという次第でございます。決してロック史ネタが尽きた…

3-8 ロコモーティヴ〜チンパンジーの乗った機関車〜(第73話)

プログレはポスト・サイケ! 3章プログレッシブロックはピンクフロイド、キングクリムゾン、イエス、ELP、ジェネシスの『プログレ5大バンド』、『元祖プログレ』なムーディーブルース、『カンタベリーの雄』ソフトマシーン関連、この程度で終わってしまって…

10-9 2ndアルバム「David Bowie(Space Oddity)」(第72話)

ボウイ、前回はシングル〝Space Oddity〟について2回連続で書きました。 長年ヒットに恵まれなかったボウイにとって起死回生のシングルとなった〝Space Oddity〟がリリースされたのがアポロ11号月面着陸の69年7月。今回はその初のヒットシングルを含む2ndア…

6-8 続・東のソフトロック(第71話)

6-8 続・東のソフトロック(第71話) 「ソフトロックは西海岸!」というマイ定義を捨て去り前回はニューヨークのアンダース&ポンシアのプロジェクトInnocenceとTradewindsについて書きました。 今回はその続きで東のソフトロックをいくつか! The Free Desig…

6-7 東のソフトロック(第70話)

僕はまだソフトロックの定義について考えている ブルースの匂いがしないこと ギターロックではないこと ウィスパーボイス多し コーラスワーク強し ライブを想定しない緻密なスタジオワーク 主に西海岸カリフォルニア 60年代後半〜70年代前半 ドトールで流れ…

10-8 続・Space Oddity(第69話)

10-8 続・Space Oddity(第69話) さて前回から引き続き69年7月にリリースされたボウイ念願の初ヒットシングル〝Space Oddity〟を。 前回はYESのリック・ウェイクマンやペンタングルのテリー・コックスなどこの曲に参加したメンバーについて、そしてボウイが…

10-7 Space Oddity〜通算10枚目にして念願の初ヒットシングル!〜(第68話)

ボウイ。前回は69年頭に撮影された(84年までお蔵入り)ボウイの自己紹介フィルム『Love You Till Tuesday』の話とフェザーズの話、そして69年春に恋人ヘルミオーネと別れてベックナムにて《アーツ・ラボ》に参加するところまで書きました。続きを。 King Be…

1-6 The Lovin'Spoonful〜グッド・タイム・ミュージック(第67話)

なんとなしにジョン・セバスチャンの70年ソロ1st「John B. Sebastian」を聴いてて。 John B Sebastian [12 inch Analog] アーティスト:John Sebastian Exhibit Records Amazon 正直ジョン・セバスチャン及びLovin'Spoonfulって何か掴みどころがないというか…

10-6 埋もれた自己紹介フィルム『Love You till Tuesday』(第66話)

デヴィッド・ボウイ。前回は67年末にリンゼイ・ケンプの舞台『Pierrot in Turquoise』へ参加したところまで書いたのでその続きを。 10-6 埋もれた自己紹介フィルム『Love You till Tuesday』(第66話) 前回はケンプとボウイが当時恋人関係であった、なんて…

4-9 ピーター・ダントンの出世魚バンド(第65話)

ここんとこデヴィッドボウイが続きましたが僕はボウイマニアでも何でもなくて、ボウイを含めたただのロック好きなので、特にサイケ好きで、今回はちょと別のとこへ。 まだサブスクはYouTubeに勝てない Apple MusicやSpotifyなんかのサブスクはここ数年でかな…

10-5 映画『Image』とケンプとの出会い(第64話)

67年のデヴィッドボウイ、前回はチベット仏教への傾倒、ヴェルベッツとの出会い、The Riot Squadへの参加について書きました。 今回は同67年、ショートフィルム『Image』への出演、そしてリンゼイ・ケンプとの出会いについて! 10-5 映画『Image』とケンプと…

10-4 1967年のボウイ(第63話)

67年のデヴィッド・ボウイはデッカ傘下のデラムレコードからシングル3枚と1stアルバム「David Bowie」をリリースした。その音楽はほぼギターレスで70年代に彼が牽引していく《グラムロック》とは程遠いが、67年という時代相応のサイケ、フォークロック、ソフ…

10-3 侮るなかれ1stアルバム「David Bowie」(第62話)

前回は《10-2 デヴィッド・ボウイになるまで》ということでボウイの少年時代から本名Davy Jones期を含む下積み時代にリリースしたシングル6枚なんかを紹介がてら図を進めてみました。 しかしながら65年に〈The Manish Boys〉名義でリリースされたボウイの生…

10-2 〈デヴィッド・ボウイ〉になるまで(第61話)

69年にアポロ月面着陸に合わせてリリースされた〝Space Oddity〟で世に知られ、70年代前半はバイセクシャルの宇宙人〈ジギー・スターダスト〉を演じグラムロックを牽引、70年代半ばにはソウルに傾倒し新たなキャラ〈シン・ホワイト・デューク(痩せた青白き…

10-1 変幻自在のカメレオンボウイ(第60話)

バトンを渡せなかった〝再発掘/再評価組〟 9章は《その他のUSサイケ》ということで7章《シスコサイケ》、8章《LAサイケ》に続いてUSサイケを見てきました。そんな中、まぁ4章《UKサイケ》にも5章《ブリティッシュフォーク》にも6章《ソフトロック》にも言え…

4-8 続・Twink〜激動の2010年代!〜(第59話)

Twinkの2010年代の活動について前回書くつもりでしたが、まずは彼の音楽キャリアを63年Fairiesからおさらいしてみようってことで71年Starsまで書いたところで力尽きてしまい全く2010年代まで辿り着かなかったので今回はその続きから。 前回 ↓ 前回のを自分で…

4-7 Twink〜激動の2010年代!〜(第58話)

インターネットは便利だ。人類の知識の共有によって膨大な情報がネット上にはある。 インターネットを使用し始めてから僕の音楽探究が急激に加速したことは前にも言ったが、本当にネットというのは調べれば山ほど情報が出てくる。調べれば… ネットってのは情…

9-6 The Deep/Freak Scene〜3大ファーストサイケデリック〜(第57話)

『【サイケデリック】という言葉をアルバムタイトルに使った最初のアルバム』という文句で紹介されるアルバムは矛盾しているが3枚あり、66年10月〜11月にリリースされたその3枚のアルバムを《3大ファーストサイケデリック》と名付けさせてもらった(もっとい…

9-5 Blues Magoos〜3大ファーストサイケデリック〜(第56話)

9-1にてテキサスのトゥクトゥクサイケ13th Floor Elevatorsについて書いた際に彼らの66年1stアルバム「The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators」が【サイケデリック】という言葉をアルバムタイトルに使った最初のアルバムである、という話に触…

9-4 Gandalf〜リヴァーブの魔術師〜(第55話)

〜魔術師という異名〜 〝魔術師〟という異名は魔法を使ってるとしか考えられないほど鮮やかなプレーや高度な技術を持った人物を表す意味で様々なジャンルにおいてよく使われる。 【笑顔の魔術師】と呼ばれたロナウジーニョを筆頭に人並み外れたスキルを持つ…

9-3 Vanilla Fugde〜偉大なるサイケアレンジ〜(第54話)

60年代末のサイケブームが終わると、70年代前半には《ハードロック》や《プログレッシブロック》が次なるトレンドとなる。初期のハードロックの代表的なバンドがディープパープル、ブラックサバス、レッドツェッペリンなどで、プログレ勢がピンクフロイド、…

9-2 デトロイトの暴力ヘヴィサイケ!(第53話)

次はミシガン州デトロイトへ! カウンターカルチャーの発生からヒッピーブームが巻き起こり、サイケデリック旋風が吹き荒れた60年代後半のロック界。ベトナム戦争、公民権運動を背景にヒッピーは反体制的なスタンスをとっていたが、その姿勢はどちらかという…

9-1 イカれたテキサス・サイケ〜The 13th Floor ElevatorsとThe Red Crayola〜(第52話)

USサイケは7章8章でサンフランシスコからロサンゼルスと進んできたが、9章では「その他のUSサイケ」と大きく括って進めていきます。 USサイケの最重要バンドの一つと考えられているThe 13th Floor Elevatorsは避けれないなぁ、ってことでまずはテキサスサイ…

7-6 The Travel Agency〜旅行代理店〜(第51話)

あけましておめでとうございますー 去年3月にブログを始めて、 1章CSN&Y関連 2章The Foolがジャケット手掛けた関連 3章プログレ 4章UKサイケ 5章UKフォーク 6章ソフトロック 7章シスコサイケ 8章LAサイケ まで書いたところで去年を終えまして、2020年はNYサ…

2019年を終えて

ロック史をわかりやすく図にしてみよう!と意気込んで今年の3月にこのブログをスタートさせてから約10ヵ月が経ちまして、2019年も終わりを迎えます。 とにかく100記事書くまでは続けよう、というのが今まで何も続けてこれなかった僕が掲げた目標であったが、…

8-6 The United States of America〜最古の電子ロック〜

アートロック ロックは元々エンターテイメント性やアイドル性を持った非芸術的スタンスで60年代頭に誕生した。しかし60年代半ばになると『芸術志向』へ向かうミュージシャンが増え始め、それらは《アートロック》と呼ばれることとなる。 《アートロック》と…

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